電気電子製品への特定有害物質使用制限に関するRoHS指令

RoHS指令(Restriction of Hazardous Substances)は、EU(欧州連合)域内で流通・販売される電気電子機器(EEE)において、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、特定臭素系難燃剤(PBB、PBDE)、特定フタル酸エステル類などの特定有害物質の使用を制限する規制です。製品の製造から使用、最終的な廃棄・リサイクルに至る全段階において、有害物質による環境汚染や人体への健康リスクを最小化することを目的としています。 廃家電製品の回収・リサイクルを推進する規制は、EUの「WEEE指令(廃電気電子機器指令)」や日本の家電リサイクル法などの説明です。 機器から発生する電磁ノイズが他の通信機器の動作を妨害しないよう規制するのは、EUの「EMC指令(電磁両立性指令)」の説明です。 大量破壊兵器等の開発・拡散につながる貨物や技術の輸出を規制するのは、「キャッチオール規制」や外為法(安全保障貿易管理)の説明です。

欧州へ電子部品を輸出するには,RoHS指令への対応が必要である。このRoHS指令の目的として,適切なものはどれか。

出典令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問80
ア
家電製品から有用な部分や材料をリサイクルし,廃棄物を減量するとともに,資源の有効利用を推進する。
イ
機器が発生する電磁妨害が,無線通信機器及びその他の機器が意図する動作を妨げるレベルを超えないようにする。
ウ
大量破壊兵器の開発及び拡散,通常兵器の過剰備蓄に関わるおそれがある場合など,国際社会の平和と安全を脅かす輸出行為を防止する。
エ
電気電子製品の生産から処分までの全ての段階で,有害物質が環境及び人の健康に及ぼす危険を最小化する。