キャッシュメモリと主記憶の実効アクセスタイムの計算
正解は「イ」です。 主記憶のアクセス時間を Tm、キャッシュメモリのアクセス時間を Tc、ヒット率を h とすると、実効アクセス時間 Te は次の式で表されます。 Te = Tc × h + Tm × (1 - h) 問題文より、Tc = (1/30)Tm です。設問の条件「実効アクセス時間が主記憶のアクセス時間の 1/5 以下になる」を不等式で表すと以下のようになります。 (1/30)Tm × h + Tm × (1 - h) ≦ (1/5)Tm 両辺を Tm(> 0)で割り、全体を30倍して整理します。 h + 30(1 - h) ≦ 6 h + 30 - 30h ≦ 6 -29h ≦ -24 ⇔ h ≧ 24/29 ≈ 0.8276... したがって、実効アクセス時間を主記憶の 1/5 以下にするためには、キャッシュメモリのヒット率は約0.83(83%)以上必要となります(選択肢イが適切です)。 0.80:h = 0.80 のとき実効アクセス時間は (1/30)×0.80 + 0.20 ≈ 0.2267 Tm となり、0.2 Tm(1/5)以下を満たせません。 0.96:条件を満たす十分なヒット率ですが、最初に満たす最小の必要ヒット率は約0.83です。 0.99:条件を満たす値ですが、必要とされる最小ヒット率としては不適切です。
キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の
1
/
30
1/30
1/30
で,ヒット率が95%のとき,実効メモリアクセス時間は,主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。
出典
令和4年度 春期 高度情報処理技術者試験 午前Ⅰ
ア
0.03
イ
0.08
ウ
0.37
エ
0.95
【正解・解説】キャッシュメモリと主記憶の実効アクセスタイムの計算|令和4春 高度情報処理技術者試験 午前Ⅰ | IT資格ラボ