IP電話の音声品質を表す客観的指標

IP 電話などの VoIP 通信において、音声伝送品質を客観的・定量的に評価するための指標として用いられるのが R値(Rating factor: 総合伝送品質度)です。 ITU-T 勧告 G.107 で定義された「Eモデル」に基づき、ネットワークの基本ノイズ、遅延、エコー、音声コーデックによる歪み、パケット損失率などの客観的な測定パラメータから数理計算によって総合評点(0〜100)が算出されます。総務省の電気通信事業基準でも IP 電話の通話品質等級(クラスA: R値80超、クラスB: R値70超、クラスC: R値50超)として採用されています。したがって、イが正解です。 MOS(Mean Opinion Score: 平均オピニオン評点)は、被験者に音声を実際に聴取させ、品質を5段階(5:非常に良い 〜 1:非常に悪い)で評価させたスコアの平均値であり、人間の感覚に基づく主観評価指標です。 ジッタ(Jitter)は、パケットの到着間隔のゆらぎ(ばらつき)そのものを表すネットワーク特性値であり、ノイズやエコーなどを統合して算出する総合品質指標ではありません。 パケット損失率は、送信されたパケットのうち宛先に届かず途中で廃棄された割合を表す単一のネットワーク測定指標です。

IP電話の音声品質を表す指標のうち,ノイズ,エコー,遅延などから算出されるものはどれか。

出典令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
MOS値
R値
ジッタ
パケット損失率