連続するIPv4サブネットの最適経路集約

経路集約(ルート集約 / スーパーネッティング)は、複数の連続するネットワークアドレスを1つのより短いプレフィックスをもつ経路アドレスに統合し、ルーティングテーブルのサイズを削減する技術です。 対象となるネットワークアドレスは $192.168.10.0/24 \sim 192.168.58.0/24$ であり、第1・第2オクテット($192.168$)は共通です。第3オクテットの範囲は 10 から 58 です。これらを2進数で表現すると次のようになります。 - $10 = 00001010_{(2)}$ - $58 = 00111010_{(2)}$ 最小値 10 から最大値 58 の範囲をすべて包含する共通の上位ビットを調べると、第3オクテットの上位2ビットがともに `00` で一致しています。この上位2ビット(`00`)をネットワーク部として集約すると、第3オクテットの範囲は $00000000_{(2)} \sim 00111111_{(2)}$($0 \sim 63$)となり、10 から 58 をすべて過不足なくカバーできます。 このときのプレフィックス長は、第1・第2オクテットの16ビット + 第3オクテットの2ビット = 18ビット(`/18`)となります。アドレスは $192.168.0.0/18$ です。対象の全ネットワークを含み、かつネットワークアドレスのビット数が最も多い(最も集約範囲が狭く適切な)ものは $192.168.0.0/18$ であるため、ウが正解です。 $192.168.0.0/16$ は第3オクテットが $0 \sim 255$ の範囲を包含するため全対象を含みますが、プレフィックス長は16ビットであり、ウ(18ビット)に比べて集約したネットワークアドレスのビット数が少なくなります。 $192.168.0.0/17$ は第3オクテットが $0 \sim 127$ の範囲を包含するため全対象を含みますが、プレフィックス長は17ビットであり、ウ(18ビット)に比べてビット数が少なくなります。 $192.168.0.0/19$ は第3オクテットが $0 \sim 31$($00000000_{(2)} \sim 00011111_{(2)}$)の範囲しかカバーできません。最大値である 58($192.168.58.0/24$)が含まれないため、集約経路として不適切です。

IPv4アドレスが192.168.10.0/24~192.168.58.0/24のネットワークを対象に経路を集約するとき,集約した経路のネットワークアドレスのビット数が最も多くなるものはどれか。

出典令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
192.168.0.0/16
192.168.0.0/17
192.168.0.0/18
192.168.0.0/19