コンプライアンス上問題となる行為の判別(ステルスマーケティングと原産国の不当表示)

コンプライアンス上問題となる行為の判 について, コンプライアンスでは、法令違反だけでなく、消費者に誤解を与える表示や宣伝も問題になります。bは広告であることを示さずに宣伝記事を載せる行為であり、消費者に広告だと分からせない不当な表示として問題になるおそれがあります。cは国内製造なのにフランス産のように見せる表示であり、原産国について誤認させる不当表示として問題になるおそれがあります。一方aは、誰でも応募できる懸賞(オープン懸賞)で、景品表示法上は原則として問題になりにくい行為です。したがって、問題となるおそれがあるのはbとcです。 ア: bは広告であることを表示せずに好意的な記事として掲載しており、消費者に広告だと分からせない表示となるため問題となるおそれがあります。一方aはオープン懸賞であり、原則として問題になりにくいため、この組合せは適切ではありません。 イ: bとcは問題となるおそれがありますが、aはオープン懸賞として扱われ景品規制の対象外とされます。aを含むため誤りです。 ウ: cは原産国を誤認させる表示となるおそれがあり問題になり得ますが、bのような広告であることを隠した表示が含まれていません。問題となるおそれがある行為を全て挙げたことにならないため不適切です。

企業の行為に関する記述a~cのうち,コンプライアンスにおいて問題となるおそれのある行為だけを全て挙げたものはどれか。

a 新商品の名称を消費者に浸透させるために,誰でも応募ができて,商品名の一部を答えさせるだけの簡単なクイズを新聞や自社ホームページ,雑誌などに広く掲載し,応募者の中から抽選で現金10万円が当たるキャンペーンを実施した。

b 人気のあるWebサイトを運営している企業が,広告主から宣伝の依頼があった特定の商品を好意的に評価する記事を,広告であることを表示することなく一般の記事として掲載した。

c フランスをイメージしてデザインしたバッグを国内で製造し,原産国の国名は記載せず,パリの風景写真とフランス国旗だけを印刷したタグを添付して,販売した。

出典令和5年度 ITパスポート試験 公開問題 問25
ア
a,b
イ
a,b,c
ウ
a,c
エ
b,c