MTBSI(平均サービスインシデント間隔)を改善する施策の判断

MTBSI について, MTBSIは、ITサービスが利用できなくなるサービスインシデントの発生から次の発生までの平均時間です。値を改善するには、インシデントの発生頻度を下げて、サービス中断が起きにくい状態にする必要があります。ネットワーク構成の二重化は、片系故障時でも通信を継続しやすくして障害による中断を減らすため、MTBSIの改善に最も適切です。 ア: インシデント対応事例を蓄積・分析して原因究明までの時間を短縮する施策は、発生した中断に対する対応を速める方向です。MTBSI(発生間隔)そのものを長くする施策ではなく、復旧に関わる時間(例:MTTR)の短縮に近いため、MTBSI改善としては最も適切とはいえません。 イ: サービスメニューを増やして利用者数を増やすことは、サービス提供内容や利用拡大の施策です。サービス中断の発生頻度を下げる施策ではないため、MTBSIの改善とは結び付きません。 エ: ヘルプデスク要員を増やして問合せ待ち時間を短縮するのは、サービスデスクの応答性や処理能力の改善です。サービスが利用不能になるインシデントの発生頻度を下げる施策ではないため、MTBSI改善としては不適切です。

ITサービスに関する指標には,ITサービスが利用できなくなるインシデントの発生間隔の平均時間であるMTBSI(Mean Time Between Service Incidents)があり,サービスの中断の発生しにくさを表す。ITサービスにおいてMTBSIの改善を行っている事例として,最も適切なものはどれか。

出典令和5年度 ITパスポート試験 公開問題 問46
ア
インシデント対応事例のデータベースを整備し,分析することによって,サービスの中断から原因究明までの時間の短縮を図る。
イ
サービスのメニューを増やすことによって,利用者数の増加を図る。
ウ
サービスを提供しているネットワークの構成を二重化することによって,ネットワークがつながらなくなる障害の低減を図る。
エ
ヘルプデスクの要員を増やすことによって,サービス利用者からの個々の問合せにおける待ち時間の短縮を図る。