フルバックアップと差分バックアップを組み合わせた復旧手順

差分バックアップ(Differential Backup)は,直近のフルバックアップ取得時点以降に変更・追加されたすべてのデータを記録・保存する方式です。 障害発生時のリカバリ手順は,まず最新の「フルバックアップデータ」をシステムに復元し,その後に最新の「差分バックアップデータ」を 1 回反映(上書き)させることで,最新の状態へと復旧します。したがって正解はイとなります。 各選択肢の解説は以下のとおりです。 復旧時にはフルバックアップデータと差分バックアップデータの両方を適用する必要があるため,フルバックアップ単体の場合と比較して復旧時間は長くなります。 フルバックアップ(例: 週末に定期実行)と差分バックアップ(例: 毎晩実行)を組み合わせて運用するのが極めて一般的な運用形態です。 差分バックアップは変更部分のみを保存するため,全データを記録するフルバックアップよりもバックアップ時間は短くなります。

フルバックアップ方式と差分バックアップ方式とを用いた運用に関する記述のうち,適切なものはどれか。

出典令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57
ア
障害からの復旧時に差分バックアップのデータだけ処理すればよいので,フルバックアップ方式に比べ,差分バックアップ方式は復旧時間が短い。
イ
フルバックアップのデータで復元した後に,差分バックアップのデータを反映させて復旧する。
ウ
フルバックアップ方式と差分バックアップ方式とを併用して運用することはできない。
エ
フルバックアップ方式に比べ,差分バックアップ方式はバックアップに要する時間が長い。