長期ビジョン策定におけるバックキャスティング思考

バックキャスティング(Backcasting)は,未来の「あるべき姿」や「達成したい目標(ビジョン)」を起点として設定し,その理想像から現在を逆算して,そこに至るために今解決すべき課題や実行すべき施策を導き出す思考・計画手法です。 過去や現状の実績の延長線上で未来を予測する「フォアキャスティング(Forecasting)」と対比され,SDGs の達成目標や脱炭素社会の実現など,非連続的な変革や長期ビジョンを策定する際に広く活用されます。したがって正解はイとなります。 各選択肢の解説は以下のとおりです。 アジャイル開発(タイムボックス/リソース固定型開発)の説明です。 ボトムアップマネジメント(ボトムアップアプローチ)の説明です。 バックテスト(Backtesting)の説明です。金融取引戦略などで過去のデータにルールを適用して検証する手法です。

バックキャスティングの説明として,適切なものはどれか。

出典令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61
ア
システム開発において,先にプロジェクト要員を確定し,リソースの範囲内で優先すべき機能から順次提供する開発手法
イ
前提として認識すべき制約を受け入れた上で未来のありたい姿を描き,予想される課題や可能性を洗い出し解決策を検討することによって,ありたい姿に近づける思考方法
ウ
組織において,下位から上位への発議を受け付けて経営の意思決定に反映するマネジメント手法
エ
投資戦略の有効性を検証する際に,過去のデータを用いてどの程度の利益が期待できるかをシミュレーションする手法