キャパシティプランニングにおける性能維持の目的

キャパシティプランニング(Capacity Planning)は、現在および将来予測される業務量・トランザクション量の増大に対して、システムが要求されるサービスレベル(目標応答時間やスループット)を継続して維持できるよう、CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク等のリソース容量を計画的・長期的に監視・設計・増強する活動です。したがって「システムの現在の応答時間を調査して,長期的に監視することによって,将来を含めて応答時間を維持すること」が最も適切な目的です。 ボトルネックのみを事後的に局所修正する活動はキャパシティ管理の一部ですが、全体の目的としては不十分であり、事後対策(トラブルシューティング)にとどまります。 現状のハード・ソフトをチューニングして処理能力を引き出す活動は「パフォーマンスチューニング」の説明です。 リソースの有効利用の向上のみを目的とするものではなく、需要予測に基づいたサービスレベルの維持が本質的な目的です。

キャパシティプランニングの目的の一つに関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

出典令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23
ア
応答時間に最も影響があるボトルネックだけに着目して,適切な変更を行うことによって,そのボトルネックの影響を低減又は排除することである。
イ
システムの現在の応答時間を調査して,長期的に監視することによって,将来を含めて応答時間を維持することである。
ウ
ソフトウェアとハードウェアをチューニングして,現状の処理能力を最大限に引き出して,スループットを向上させることである。
エ
パフォーマンスの問題はリソースの過剰使用によって発生するので,特定のリソースの有効利用を向上させることである。