フォトカプラ(光結合素子)による回路間電気的絶縁と信号伝達

フォトカプラ(Photocoupler / Opto-isolator) は、発光素子(赤外線LEDなど)と受光素子(フォトトランジスタなど)を同一パッケージ内に光結合させ、電気信号を一旦光に変換して伝達する半導体素子です。 入力側と出力側の回路が物理的に分離(電気的に絶縁)されるため、 それぞれ異なる独立した電源系統や異なるグラウンド電位をもつ回路間 で、高電圧サージやグラウンドノイズの回り込みを完全に遮断しながら安全に制御信号を伝送するために広く用いられます。したがって、正解は ア です。 イ: 対向配置した発光素子と受光素子の間を通過する物体を検知するのは「フォトインタラプタ(光透過型近接センサ)」の用途です。 ウ: 周囲の光の強さを測定して画面輝度を自動調整するのは「照度センサー(環境光センサー)」の用途です。 エ: リモコンから送信される変調赤外線パルスを受信・復調するのは「赤外線リモコン受光モジュール」の用途です。

フォトカプラの使用方法として,適切なものはどれか。

出典令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12
ア
それぞれ独立した電源で駆動される二つの回路間で,電気的に絶縁して信号を伝える。
イ
対向する LED とフォトトランジスタの間の光路上を,物体が横切ったことを検出する。
ウ
ディスプレイの輝度を部屋などの明るさにあわせて適切に制御するために,環境光の照度を測定する。
エ
赤外線リモコンからの光信号を受信して,電気信号に変換する。