技術経営(MOT)における「魔の川・死の谷・ダーウィンの海」の概念

技術経営(MOT)において、研究開発から事業化・商業化に至る過程に立ちはだかる3つの関門として知られる概念です。 1. 魔の川(Devil River) : 基礎研究から製品化に向けた開発段階への移行期にある障壁。 2. 死の谷(Valley of Death) : 研究開発によって試作品や 先進的な製品開発に成功しても、それを量産化・事業化して市場に投入するまでの間に、巨額の資金不足や事業化ノウハウの欠如によって事業が頓挫する困難 。 3. ダーウィンの海(Darwinian Sea) : 事業化された新製品が、市場での激しい生存競争に耐えて商業的成功を収めるまでの関門。 したがって、死の谷の説明として適切なのは ウ です。 ア: 市場での差別化が消失して価格競争に陥る「コモディティ化(コモディティトラップ)」の説明です。 イ: 新技術がアーリーアダプターからアーリーマジョリティへ普及する際の深い溝を表す「キャズム(Chasm)」の説明です。 エ: プロジェクト崩壊や過酷なデスマーチの状況を表す俗語的な説明です。

技術経営における課題のうち,“死の谷” の説明として,適切なものはどれか。

出典令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23
ア
コモディティ化が進んでいる分野で製品を開発しても,他社との差別化ができず価格競争に陥り,利益の獲得が難しいこと
イ
新製品が市場に浸透していく過程において,実用性を重んじる顧客が受け入れず,より大きな市場を形成できないこと
ウ
先進的な製品開発に成功しても,事業化するためには更なる困難があること
エ
プロジェクトのマネジメントが適切に行われないことによって,プロジェクトの現場に生じた過大な負担がメンバーを過酷な状態に追い込み,失敗に向かってしまうこと