タスクスケジューリングにおける飢餓状態(スタベーション)の概念

リソーススタベーション(Resource Starvation: 資源飢餓) とは、マルチタスクOSや並行システムにおいて、優先度に基づくスケジューリング等を行っている際に、優先度の高いプロセスが連続してCPUや共有リソースを占有し続けることによって、 優先度の低いプロセスが必要なリソースをいつまでも獲得できず、実行が進まない状態 に陥る現象を指します。エイジング(待機時間に応じて優先度を徐々に引き上げる技術)などが解決策として用いられます。したがって、正解は エ です。 ア: 実行中のタスクを中断して高優先度タスクにCPUを明け渡すのは「プリエンプション(Preemption)」の説明です。 イ: ラウンドロビン方式などで各プロセスに割り当てられるCPU実行時間枠は「タイムスライス/タイムクウォンタム」の説明です。 ウ: 共有資源への同時アクセスを防ぐためにロック等をかけるのは「排他制御(Mutual Exclusion)」の説明です。

スケジューリングアルゴリズムにおける,リソーススタベーションに関する記述として,適切なものはどれか。

出典令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8
ア
実行中の処理を中断して,強制的に指定された処理を実行すること
イ
タイムスライス方式においてプロセスを切り替える一定時間のこと
ウ
プロセスがリソースを利用している間,他のプロセスの利用を制限すること
エ
優先度の低いプロセスが,必要とするリソースを獲得できないこと