CCPMによるプロジェクトバッファを含めた所要日数

CCPMでは各作業の所要日数をABPで見積もり,資源競合を考慮したクリティカルチェーンを特定します。担当者Aの作業①(6日)→②(2日)→④(3日)が直列のクリティカルチェーンとなり,作業日数の合計は11日です。余裕日数の合計は①が2日,②が1日,④が1日の計4日で,プロジェクトバッファはその半分の2日となります。全体の所要日数は $11 + 2 = 13$ 日となり,イが正解です。 クリティカルチェーンを特定します:担当者Aが担当する①・②・④は直列に実施され,ABP所要日数は①が6日,②が2日,④が3日です。作業③(担当者B,3日)は①終了後に②と並行可能でクリティカルチェーンに影響しません。 クリティカルチェーンのABP合計日数:$6 + 2 + 3 = 11$ 日。 クリティカルチェーン上の各作業の余裕日数(HP-ABP):①が $8-6=2$ 日,②が $3-2=1$ 日,④が $4-3=1$ 日で,合計 $2 + 1 + 1 = 4$ 日。 プロジェクトバッファ:$4 \div 2 = 2$ 日。 プロジェクト全体の所要日数:$11 + 2 = 13$ 日。

表は,あるプロジェクトにおける作業①~④の担当者,所要日数の見積り,前作業を示している。条件に従って,クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント(CCPM)によって日程計画を策定するとき,プロジェクトバッファを含めた全体の所要日数は何日か。 〔条件〕 ・各作業は,前作業が終了してから開始する。 ・担当者が異なる作業は,並行して実施可能である。 ・各作業の余裕日数は,式“HP-ABP”によって算出する。 ・プロジェクトバッファは,クリティカルチェーン上の作業の余裕日数の合計の半分とする。 〔作業一覧〕 作業|担当者|所要日数の見積り(日) HP*1|所要日数の見積り(日) ABP*2|前作業 ①|A|8|6|なし ②|A|3|2|① ③|B|5|3|なし ④|A|4|3|②,③ 注1 HP(Highly Possible)による所要日数のこと。“まず大丈夫”と考えて見積もった所要日数であり,実現の確率は約90%である。 注2 ABP(Aggressive But Possible)による所要日数のこと。“厳しそうだが,やればできる”と考えて見積もった所要日数であり,実現の確率は約50%である。

出典令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問6
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