チーム開発におけるコミュニケーション工数とコスト倍率

1人開発は440人時です。10人チームではメンバー間の組合せ数が $_{10}\mathrm{C}_2 = 45$ 組あり,週当たり $45 \times 4 = 180$ 人時のコミュニケーション工数が発生します。10人が1週間に働ける総工数は $10 \times 40 = 400$ 人時で,開発に充てられる工数は週当たり $400 - 180 = 220$ 人時となります。440人時の開発には $440 \div 220 = 2$ 週間かかり,チームの総工数は $400 \times 2 = 800$ 人時です。コスト倍率は $800 \div 440 \approx 1.818$ 倍となり,小数第2位を切り捨てて1.8倍となるウが正解です。 1人開発の総工数:440人時。 10人チームの週当たり総労働工数:$10 \times 40 = 400$ 人時。 チーム内のコミュニケーションの組合せ数:$\frac{10 \times 9}{2} = 45$ 組。 週当たりのコミュニケーション工数:$45 \times 4 = 180$ 人時。 実質的な開発に充てられる週当たり工数:$400 - 180 = 220$ 人時。 開発完了に必要な期間:$440 \div 220 = 2$ 週間。 10人チームの総投入工数(総コスト):$400 \times 2 = 800$ 人時。 コスト倍率:$800 \div 440 \approx 1.818 \rightarrow$ 小数第2位を切り捨てて 1.8倍。

従業員が週に40時間働くソフトウェア会社がある。この会社が,1人で開発すると440人時のプログラム開発を引き受けた。開発コストを次の条件で見積もるとき,10人のチームで開発する場合のコストは,1人で開発する場合のコストの何倍になるか。ここで,倍率は小数第2位を切り捨てて小数第1位まで求めるものとする。 〔条件〕 (1) 10人のチームでは,コミュニケーションをとるための工数が余分に発生する。 (2) コミュニケーションはチームのメンバーが総当たりでとり,その工数は2人1組の組合せごとに週当たり4人時(1人につき2時間)である。 (3) 従業員の週当たりのコストは従業員間で差がない。 (4) (1)~(3)以外の条件は無視できる。

出典令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問9
1.2
1.5
1.8
2.1