直接修正の監査指摘事項

監査における「指摘事項」とは、現状のシステム運用においてセキュリティリスクとなっていたり、ルール通りに実施されていなかったりする「不備(改善すべき問題点)」のことです。 特権IDを用いてデータベースを「直接修正」した場合、それが正当な作業であることを証明するために、アクセスログや更新ログには確実に「特権IDを用いた直接修正の記録」が残らなければなりません。アのように、システム上「アプリケーションを経由した」と偽られて記録されてしまうと、誰が不正操作をしたか区別がつかなくなり、ログの信頼性が失われるため重大な指摘事項となります。 イ、ウ、エ:これらはすべて、リスクの高い「直接修正」を適切にコントロールするための「正しい手続き(統制活動)」が機能している状態を示すものであり、問題点(指摘事項)ではありません。

データベースの直接修正に関して、監査人が、システム監査報告書で報告すべき指摘事項はどれか。ここで、直接修正とは、アプリケーションソフトウェアの機能を経由せずに、特権IDを使用してデータを追加、変更又は削除することをいう。

出典令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問25
ア
更新ログ上は、アプリケーションソフトウェアの機能を経由したデータ更新として記録していた。
イ
事前のデータ変更申請の承認、及び事後のデータ変更結果の承認を行っていた。
ウ
直接修正の作業終了時には、直接修正用の特権ID を無効にしていた。
エ
利用部門からのデータ変更依頼票に基づいて、システム部門が直接修正を実施していた。