ライトスルー方式とライトバック方式の特徴比較

ライトスルー(write-through)方式は、CPUがデータを書き込む際にキャッシュメモリと主記憶(メインメモリ)の両方へ同時に書き込む方式です。常に主記憶の内容がキャッシュと一致するため一貫性を保ちやすい一方、低速な主記憶へのアクセスが毎回生じるため書込み速度はライトバック方式より遅くなります。 データをキャッシュメモリだけに書き込んで書込み動作を高速化するのは「ライトバック方式」の特徴です。 キャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むのは「ライトスルー方式」です。ライトバック方式はキャッシュのみに書き込みます。 ライトバック方式では、主記憶への書戻しが未完了のブロック(ダーティブロック)が追い出される際に、主記憶への書き戻しが発生します。

キャッシュメモリへの書込み動作には,ライトスルー方式とライトバック方式がある。それぞれの特徴のうち,適切なものはどれか。

出典令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問10
ア
ライトスルー方式では,データをキャッシュメモリだけに書き込むので,高速に書込みができる。
イ
ライトスルー方式では,データをキャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むので,主記憶の内容は常にキャッシュメモリの内容と一致する。
ウ
ライトバック方式では,データをキャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むので,速度が遅い。
エ
ライトバック方式では,読出し時にキャッシュミスが発生してキャッシュメモリの内容が追い出されるときに,主記憶に書き戻す必要が生じることはない。