専門家意見を収束させるデルファイ法によるリスク特定

デルファイ法(Delphi method)は、多数の専門家に対して匿名のアンケート調査を実施し、回収した回答や見解を要約して専門家にフィードバックし、再度意見を求めるというプロセスを複数回繰り返すことで、専門家の見解を客観的に合意・収束させる予測・リスク特定技法です。対面議論で生じがちな声の大きい参加者への同調バイアスを排除できる特徴があります。 確率分布に基づいて多数回の試行を行う手法は「モンテカルロシミュレーション」などの定量リスク分析手法です。 過去の事例や知見を基に項目をあらかじめ整理しておく手法は「チェックリスト分析」です。 複数人が批判を禁止して自由に発想・提案し合う手法は「ブレーンストーミング」です。

プロジェクトのリスクマネジメントにおける,リスクの特定に使用する技法の一つであるデルファイ法の説明はどれか。

出典令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問54
ア
確率分布を使用したシミュレーションを行う。
イ
過去の情報や知識を基にして,あらかじめ想定されるリスクをチェックリストにまとめておき,チェックリストと照らし合わせることによってリスクを識別する。
ウ
何人かが集まって,他人のアイディアを批判することなく,自由に多くのアイディアを出し合う。
エ
複数の専門家から得られた見解を要約して再配布し,再度見解を求めることを何度か繰り返して収束させる。