CG関連技術の説明

コンピュータグラフィックス(CG)の描画手法やモデリング手法に関する問題です。各選択肢の技術を解説します。 誤りの選択肢: 「全てのピクセルについて、視線と全ての物体との交点を計算し、その中から視点に最も近い交点を選択することによって隠面消去を行う」手法は、 レイトレーシング や Zバッファ法 などの説明です。テクスチャマッピングは物体表面に画像を貼り付ける技術です。 誤りの選択肢: メタボールは、複数の球体を融合させて水滴や粘土のような滑らかな有機的な形状を表現するモデリング手法です。反射・透過の輝度計算を行うのはレイトレーシングなどのシェーディング技術です。 正解の選択肢: ラジオシティ法は、物体表面間での光の相互反射(間接光)を熱力学の放射伝熱の計算を応用して計算し、空間全体の明るさ(拡散反射面の輝度)を柔らかく自然に表現する手法です。これが適切な記述です。 誤りの選択肢: 「形状が定義された物体の表面に、別に定義された模様を張り付けて画像を作成する」のは、 テクスチャマッピング の説明です。レイトレーシングは光の軌跡を追跡する手法です。

コンピュータグラフィックスに関する記述のうち、適切なものはどれか。

出典令和5年度 春期 高度情報処理技術者試験 午前Ⅰ 問8
ア
テクスチャマッピングは、全てのピクセルについて、視線と全ての物体との交点を計算し、その中から視点に最も近い交点を選択することによって、隠面消去を行う。
イ
メタボールは、反射・透過方向への視線追跡を行わず、与えられた空間中のデータから輝度を計算する。
ウ
ラジオシティ法は、拡散反射面間の相互反射による効果を考慮して拡散反射面の輝度を決める。
エ
レイトレーシングは、形状が定義された物体の表面に、別に定義された模様を張り付けて画像を作成する。