カミンスキー攻撃への対策

カミンスキー攻撃は、DNSキャッシュポイズニング攻撃を効率化・悪質化させた手法です。攻撃者はキャッシュに存在しないランダムなサブドメインへの問い合わせを大量に発生させ、権威DNSサーバからの正規の応答が返ってくるよりも先に、トランザクションIDを推測した偽の応答を大量に送りつけることでキャッシュを汚染します。 対策としては、トランザクションID(16ビット)のランダム化だけでなく、DNSリクエストを行う際の 送信元ポート番号(ソースポート)もランダム化 することです。これにより推測すべき組み合わせが爆発的に増え、偽の応答を命中させることが困難になります。 各選択肢の解説: ア:冗長構成は可用性を高める(DDoS対策等)ものであり、キャッシュ汚染は防げません。 イ:SPFは電子メールの送信元ドメインのなりすましを防ぐ技術です。 エ:プレースホルダはSQLインジェクション攻撃への対策です。

DNS に対するカミンスキー攻撃 (Kaminsky's attack) への対策はどれか。

出典令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問5
ア
DNS キャッシュサーバと権威 DNS サーバとの計2台の冗長構成とすることによって、過負荷によるサーバダウンのリスクを大幅に低減させる。
イ
SPF (Sender Policy Framework) を用いてDNS リソースレコードを認証することによって、電子メールの送信元ドメインが詐称されていないかどうかを確認する。
ウ
問合せ時の送信元ポート番号をランダム化することによって、DNS キャッシュサーバに偽の情報がキャッシュされる確率を大幅に低減させる。
エ
プレースホルダを用いたエスケープ処理を行うことによって、不正なSQL 構文による DNS リソースレコードの書換えを防ぐ。