ストアドプロシージャの特徴

ストアドプロシージャは、複数のSQL文からなる一連の処理ロジックをあらかじめコンパイルしてデータベースサーバ側に格納・実行する仕組みです。ネットワーク経由の呼出しオーバヘッドを削減するためには、一連の業務処理をまとめて1つのプロシージャとして実行することが有効です。逆に、極めて細かい単位でプロシージャを分割・頻繁に呼び出すと、呼出し自体のオーバヘッドが増大し、スループットは向上しません。 特定のプロシージャのみに権限(EXECUTE権限)を付与し、基礎となるテーブルへの直接アクセスを制限することで、データの機密性とセキュリティを向上できます。 共通のビジネスロジックをプロシージャとしてサーバに一元管理することで、各クライアントでの重複実装を防ぎ、処理の標準化を図ることができます。 クライアントとサーバ間で発生するSQL送受信の往復通信(ラウンドトリップ)を1回の呼出しにまとめられるため、通信回数を大幅に削減できます。

クライアントサーバシステムにおけるストアドプロシージャに関する記述のうち,適切でないものはどれか。

出典令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問2
ア
機密性が高いデータに対する処理を特定のプロシージャ呼出しに限定することによって,セキュリティを向上させることができる。
イ
システム全体に共通な処理をプロシージャとして格納しておくことによって,処理の標準化を行うことができる。
ウ
データベースへのアクセスを細かい単位でプロシージャ化することによって,処理性能(スループット)を向上させることができる。
エ
複数のSQL文から成る手続を1回のプロシージャ呼出しで実行することによって,クライアントとサーバの間の通信回数を減らすことができる。