UMLクラス図による組織と所属モデル

設問の要件は「従業員は組織階層中のどの組織にも所属できるが,兼務はしない」です。 1. 「組織階層」:組織クラスの再帰的関連(自己参照)により、1つの組織が複数の下位組織を持ち、0または1つの上位組織を持ちます。 2. 「どの組織にも所属できる」:末端組織だけでなく、階層途中の組織(上位組織)やルート組織にも直接所属できます。したがって、所属関連は「組織」クラス全体と「従業員」クラスの間に結ばれます。 3. 「兼務はしない」:従業員から見て所属する組織は「必ず1つ(多重度 1)」となります。組織から見て所属する従業員は「0人以上(多重度 *)」です。 図エでは、「組織」と「従業員」の間に「所属する」関連が結ばれ、従業員側から組織への多重度が「1」、組織側から従業員への多重度が「*」となっており、兼務を許さずどの組織にも所属できる構造を正しく表しています。 組織階層の末端組織にしか従業員が所属できないモデルとなっており、「どの組織にも所属できる」という要件を満たしません。 従業員側の多重度が「1..*」となっており、従業員が複数の組織を兼務できることになってしまいます。 末端組織への所属に限定されている上、従業員側の多重度が「1..*」となっており兼務可能になっています。

階層構造をもつ組織と,従業員の組織への所属を表すUMLのクラス図のうち,“従業員は組織階層中のどの組織にも所属できるが,兼務はしない”とするものはどれか。

出典令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6
ア
選択肢アの画像
イ
選択肢イの画像
ウ
選択肢ウの画像
エ
選択肢エの画像