ペトリネット(Petri Net)による並行プロセスと事象同期のモデリング

ペトリネット(Petri Net) は、プレース(Place)、トランジション(Transition)、有向アーク(Arc)、及びトークン(Token)から構成される数学的モデリング手法です。非同期に並行して動作する複数の処理や事象の合流・分岐、排他制御、および相互の 同期関係 を直感的に表現・解析することに適しています。したがって、正解は ウ です。 ア: E-Rモデル(実体関連モデル)は、データ構造や実体間のリレーションシップを表現するためのモデルです。 イ: データフローモデル(DFD)は、システム内でのデータの流れや加工プロセスを表現するモデルであり、並列事象の詳細な同期制御の表現には向きません。 エ: 有限状態機械モデル(FSM: ステートマシン)は、単一のシステムが取り得る状態とその遷移を表現するモデルであり、複数の並列事象が独立して進行し同期する複雑な振る舞いを表現するには拡張が必要です。

並列に生起する事象の間の同期を表現することが可能な,ソフトウェアの要求モデルはどれか。

出典令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17
ア
E-R モデル
イ
データフローモデル
ウ
ペトリネットモデル
エ
有限状態機械モデル