ハードウェア・ソフトウェア協調デバッグツールの特性とオシロスコープの用途

組込みシステムの開発・デバッグツールに関する適切な説明を評価します。 オシロスコープ は、電気信号の電圧の時間的変化を連続的な波形として画面上に可視化する計測機器です。パルス幅、立上がり/立下がり時間、ジッタなどのハードウェア信号の物理特性に加えて、GPIO出力やバス信号のタイミング検証、割込み応答時間などのリアルタイム性検証に極めて有効に用いられます。したがって、正解は ウ です。 ア: ROMにデバッグ用プログラムを配置して通信経由でデバッグを行うのは「ROMモニタ(デバッガエージェント)」の説明です。ICEはターゲットCPUを専用のハードウェアポッドに物理的に置き換えてエミュレーションします。 イ: JTAGエミュレーターは、CPU内部のJTAGバウンダリスキャンやオンチップデバッグ(OCD)回路を利用して、レジスタやメモリの読み書き、ブレークポイント設定を完全に制御できます。 エ: ロジックアナライザーは、多数のデジタル信号端子(数十〜百チャネル以上)を同時にサンプリングし、複数信号間の論理レベルやプロトコルシーケンスを並行解析するためのツールです。

組込みソフトウェア開発のデバッグツールに関する説明のうち,適切なものはどれか。

出典令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問18
ア
ICE(In-Circuit Emulator)は,ターゲットシステムの ROM にデバッガエージェントを内蔵し,ホストコンピュータからターゲットシステムを制御する。
イ
JTAG エミュレーターは,ホストコンピュータからレジスタやメモリの内容を読み書きすることはできない。
ウ
オシロスコープは,信号の波形を見ることができるので,タイミングの検証やリアルタイム性の検証に用いることができる。
エ
ロジックアナライザーは,デバイスの 1端子だけを計測するためのツールである。