チェックポイント後にコミットしたトランザクションを障害後に復旧する技法

WAL(Write-Ahead Logging)プロトコルを用いた DBMS において,チェックポイント後にコミットが完了したトランザクションは,更新ログはディスクに書き込まれているものの,データ本体がディスクにフラッシュ(書き戻し)される前にシステム障害が発生した可能性があります。障害復旧時には,ログのコミット情報をもとに更新後ログ(更新後イメージ)を適用してトランザクション完了直後の状態を再現・再適用する「ロールフォワード(前進復帰,REDO)」を行います。したがって正解はエとなります。 各選択肢の解説は以下のとおりです。 2相ロック(Two-Phase Locking)は,トランザクションの直列可能性を保証するための同時実行制御(排他制御)プロトコルです。 シャドウページングは,ログファイルを使わずにページテーブルの複製(シャドウページ)を切り替えることで原子性を担保する障害復旧技法です。 ロールバック(後退復帰,UNDO)は,障害発生時に未コミットだったトランザクションの更新前の状態に戻して取り消す処理です。 障害時点のトランザクション 復旧方法 使う情報 コミット済み(本問の T) ロールフォワード(REDO) ログの更新後情報 未コミット ロールバック(UNDO) ログの更新前情報

トランザクション T はチェックポイント後にコミットしたが,その後にシステム障害が発生した。トランザクション T の更新内容をその終了直後の状態にするために用いられる復旧技法はどれか。ここで,トランザクションは WAL プロトコルに従い,チェックポイントの他に,トランザクションログを利用する。

出典令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問27
ア
2相ロック
イ
シャドウページ
ウ
ロールバック
エ
ロールフォワード