ゲーム理論におけるナッシュ均衡の定義

ナッシュ均衡(Nash Equilibrium)は,ジョン・ナッシュによって提唱された非協力ゲーム理論の基本概念です。 すべてのプレイヤーが互いの戦略を知っていると仮定したとき,どのプレイヤーも他者の戦略が変わらない限り,自分一人の戦略を単独で変更しても利得を増加させることができないような戦略の組合せ(安定状態)を指します。 したがって,正解はエとなります。 各選択肢の解説は以下のとおりです。 参加者の利得の総和が常にゼロになる「ゼロサムゲーム」の説明です。 相手の最大利得を最小化しようとするミニマックス戦略(あるいは敵対的戦略)の説明です。 自身が被る最悪の結果(最小利得)の中で最も良い結果を得ようとする「マキシミン戦略」の説明です。

ゲーム理論における“ナッシュ均衡”の説明はどれか。

出典令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問73
ア
一部プレイヤーの受取が,そのまま残りのプレイヤーの支払となるような,各プレイヤーの利得(正負の支払)の総和がゼロとなる状態
イ
戦略を決定するに当たって,相手側の各戦略(行動)について,相手の結果が最大利得となる場合同士を比較して,その中で相手の利得を最小化する行動を選択している状態
ウ
戦略を決定するに当たって,自身の各戦略(行動)について,自身の結果が最小利得となる場合同士を比較して,その中で自身の利得を最大化する行動を選択している状態
エ
非協力ゲームのモデルであり,相手の行動に対して最適な行動をとる行動原理の中で,どのプレイヤーも自分だけが戦略を変更しても利得を増やせない戦略の組合せ状態