コンピュータシステムの信頼性と稼働率の指標

システムの信頼性・可用性を評価する代表的な指標に、平均故障間隔( $\text{MTBF}$ : Mean Time Between Failures)と平均修復時間( $\text{MTTR}$ : Mean Time To Repair)があります。 システムが稼働している時間の割合(稼働率・可用性 $A$ )は、全運用時間(稼働時間+修理時間)に対する稼働時間の比率として次式で定義されます。 $$A = \frac{\text{MTBF}}{\text{MTBF} + \text{MTTR}}$$ したがって、アの記述が適切です。 各選択肢の解説は以下のとおりです。 $\text{MTBF} - \text{MTTR}$ に統計的・信頼性工学上の特定の定義はありません。システムが正常であった時間の平均は $\text{MTBF}$ です。 正常なシステムが運用を開始してから初めて故障が起きるまでの時間は $\text{MTTF}$ (Mean Time To Failure: 平均故障時間)の説明です。 $\text{MTBF}$ は修理系システムにおける故障から次の故障までの平均時間間隔を表します。 システムの故障が回復した時点から次に故障が起きるまでの平均時間は $\text{MTBF}$ (または $\text{MTTF}$ )です。 $\text{MTTR}$ は故障が発生してから修復が完了して再び稼働するまでの「平均修復時間」を表します。

コンピュータシステムの信頼性に関する記述のうち,適切なものはどれか。

出典令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問13
ア

MTBFMTBF+MTTR\frac{\text{MTBF}}{\text{MTBF} + \text{MTTR}} は,システムが稼働している時間の割合を表す。

イ
MTBF-MTTR は,システムが正常であった時間を表す。
ウ
MTBF は,正常なシステムが運用を開始してから初めて故障が起きるまでの時間を表す。
エ
MTTR は,システムの故障が回復した時点から次に故障が起きるまでの平均時間を表す。