ポートスキャンにおけるポート開放状態の判定手法

ポートスキャンにおけるプロトコル別の応答特性とポート開放判定の基準は以下のとおりです。 TCP SYN スキャン:対象ポートに SYN を送信したとき、ポートが開いていれば(サービス稼働中)「SYN/ACK」が返送され、ポートが閉じていれば「RST/ACK」が返送されます。 UDP ポートスキャン:UDP はコネクションレスであるため、対象ポートが開いてサービスが稼働している場合はアプリケーション固有の応答が返るか、何も返送されません(無応答)。一方、ポートが閉じている場合は、OS のネットワーク層(IPスタック)から「ICMP Port Unreachable(宛先到達不能: タイプ3・コード3)」メッセージが返送されます。 したがって、UDP パケット送信に対して “ICMP port unreachable” を受信したときに対象ポートが閉じていると判定するウが正解です。 各選択肢の解説は以下のとおりです。 SYN パケット送信に対して RST/ACK を受信した場合は、ポートが閉じている(接続拒否)と判定します。 SYN パケット送信に対して SYN/ACK を受信した場合は、ポートが開いている(接続許可・受付可能)と判定します。 ICMP port unreachable を受信した場合は、ポートが「閉じている(閉塞)」と判定します。

脆弱性検査で,ホストに対してポートスキャンを行う。スキャンしたポートの状態を判定する方法のうち,適切なものはどれか。

出典令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問43
ア
ポートに SYN パケットを送信して “RST/ACK” パケットを受信したとき,接続要求が許可されたと判定する。
イ
ポートに SYN パケットを送信して “SYN/ACK” パケットを受信したとき,接続要求が中断又は拒否されたと判定する。
ウ
ポートに UDP パケットを送信してメッセージ “ICMP port unreachable” を受信したとき,対象ポートが閉じていると判定する。
エ
ポートに UDP パケットを送信してメッセージ “ICMP port unreachable” を受信したとき,対象ポートが開いていると判定する。