メモリ割り当てアルゴリズムにおけるベストフィット方式

主記憶の可変区画メモリ割り当てアルゴリズムには、主に以下の方式があります。 ベストフィット(Best-fit)方式:空きブロック群の中から、要求された大きさを満たすもののうち「最小の空きブロック」を探索して割り当てます。余剰が最小限に抑えられる一方、割り当て後に残る余りが非常に小さな断片(フラグメント)となりやすく、最終的に利用困難な小さな空き領域が多数残る(外部フラグメンテーションが進む)傾向があります。 ファーストフィット(First-fit)方式:空きブロックリストを先頭から探索し、最初に要求サイズを満たした空きブロックを割り当てます。アドレス下位のブロックが頻繁に使われ、上位に大きなブロックが残りやすい特徴があります。 ワーストフィット(Worst-fit)方式:要求を満たすブロックのうち「最大の空きブロック」を割り当てます。 したがって、ベストフィット方式の特徴として適切なものはイです。 アドレスが下位のブロックを高い頻度で使用し、上位に大きな空きブロックが残る傾向にあるのは「ファーストフィット方式」の特徴です。 ベストフィット方式は空きブロックリストをサイズ順や線形探索で検索するのが一般的であり、ハッシュ関数による検索を本質的特徴とするものではありません。 空きブロックをアドレス昇順に管理して隣接ブロックの結合を容易にするのは境界タグ法などのメモリ回収・結合管理の特徴であり、ベストフィットの割り当て方針そのものの説明ではありません。

記憶領域を管理するアルゴリズムのうち,ベストフィット方式の特徴として,適切なものはどれか。

出典令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問5
ア
空きブロック群のうち,アドレスが下位のブロックを高い頻度で使用するので,アドレスが上位の方に大きな空きブロックが残る傾向にある。
イ
空きブロック群のうち,要求された大きさを満たす最小のものを割り当てるので,最終的には小さな空きブロックが多数残る傾向にある。
ウ
空きブロックの検索にハッシュ関数を使用しているので,高速に検索することができる。
エ
空きブロックをアドレスの昇順に管理しているので,隣接する空きブロックを簡単に見つけられ,より大きな空きブロックにまとめることができる。