可用性管理における故障の木解析(FTA)

サービス可用性管理における主要な信頼性・可用性分析技法の特徴は以下のとおりです。 故障の木解析(FTA: Fault Tree Analysis):好ましくない頂上事象(システムダウンや障害等のインシデント)を頂点に置き、その原因となる要因をブール論理記号(ANDゲート、ORゲート)を用いて木構造(ツリー状)に下位へと演繹的・トップダウンに展開していく技法です。各基本事象の発生確率から頂上事象の発生確率を数学的に定量算出できます。 故障モード・影響解析(FMEA: Failure Mode and Effects Analysis):構成要素の潜在的故障モードから出発し、それが上位システムに及ぼす影響をボトムアップに帰納的に評価する技法です。 コンポーネント障害インパクト分析(CFIA: Component Failure Impact Analysis):構成要素(CI)の障害がどのITサービスにどのような影響を与えるかをマトリクス表形式で一覧化して分析する手法です。 単一障害点分析(SPOF: Single Point of Failure):そこが故障するとシステム全体が停止してしまう弱点コンポーネントを特定・分析する手法です。 したがって、発生経路・原因を木構造で分析し発生確率の算出に使用できる技法は FTA であり、アが正解です。 各選択肢の解説は以下のとおりです。 FMEA はボトムアップで故障モードの影響度を定性・定量評価する手法です。 CFIA は構成要素とサービスの関係をマトリクスで表して影響度を分析する手法です。 SPOF 分析は冗長化されていない単一障害点を洗い出す手法です。

サービスマネジメントのサービス可用性管理において,インシデント又は将来インシデントとなる可能性のある事象について,その発生経路及び発生原因を分析し,発生確率の算出に使用できる技法はどれか。

出典令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問55
ア
故障の木解析(FTA)
イ
故障モード・影響解析(FMEA)
ウ
コンポーネント障害インパクト分析(CFIA)
エ
単一障害点分析(SPOF 分析)