アンゾフの成長マトリクスにおける市場浸透戦略

アンゾフの成長マトリクス(企業成長戦略の4象限)の分類は以下のとおりです。 市場浸透戦略(既存製品 $\times$ 既存市場):すでに確立されている既存市場において、既存製品の販売促進、価格政策、プロモーション強化等によりシェア拡大や購入頻度向上を図る戦略。 市場開拓戦略(既存製品 $\times$ 新規市場):既存製品を新たな顧客層、地域、海外市場等へ展開する戦略。 新製品開発戦略(新規製品 $\times$ 既存市場):既存市場の顧客に向けて新製品や上位機種を開発・投入する戦略。 多角化戦略(新規製品 $\times$ 新規市場):新たな市場に向けて全く新しい製品を展開する戦略。 選択肢イの「ある地域において特別価格で販売することで、商品の知名度を上げ、その地域の多くの住民に販売する」は、既存地域(既存市場)において既存商品のプロモーションや価格施策により販売を拡大する試みであり、「市場浸透戦略」に該当します。したがってイが正解です。 各選択肢の解説は以下のとおりです。 既存ユーザー(既存市場)に向けて上位機種(新製品)を販売するため、「新製品開発戦略」に該当します。 既存商品を他の地方(新規市場)へ展開するため、「市場開拓戦略(新市場開拓戦略)」に該当します。 実績のない国(新規市場)に向けて一から開発した新製品を投入するため、「多角化戦略」に該当します。

図のアンゾフの成長マトリクスのうち,市場浸透戦略の例として,適切なものはどれか。

アンゾフの成長マトリクス
出典令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問70
ア
ある商品が高いシェアを確保したため,最近の技術開発の成果を取り入れた上位機種を,既存のユーザー向けに販売する。
イ
ある地域において特別価格で販売することで,商品の知名度を上げ,その地域の多くの住民に販売する。
ウ
ある地方で長年販売してきた商品を,今年から他の地方でも販売する。
エ
販売実績がないある国の商習慣に合う製品を一から開発し,その国で販売する。