システム障害後のロールフォワードとロールバック対象

チェックポイントを伴うDBMSのシステム障害回復処理において、ロールフォワード(REDO)すべきトランザクションとロールバック(UNDO)すべきトランザクションを判別する問題です。 【導出ステップ】: チェックポイント(CP)の意味: チェックポイント以前にコミットされたトランザクションの更新内容は、すべてデータベース(ディスク)に書き出されていることが保証されます。そのため、CP前に完了している T1 および T3 は再立ち上げ時の回復処理が不要です。 ロールフォワード(REDO)の対象: チェックポイントを跨いでコミットされた T2、およびチェックポイント後に開始して障害発生前にコミットされた T5 は、コミット済みであるものの更新内容がディスクに書き出されていない可能性があるため、ログを用いて更新を再適用(ロールフォワード)します。 ロールバック(UNDO)の対象: 障害発生時点でコミットが完了していない T6 は、処理途中の不整合な状態を取り消してトランザクションの原子性を保つため、ログを用いて更新を取り消し(ロールバック)ます。 以上より、ロールフォワード: T2, T5、ロールバック: T6 となり、正解は「ア」です。

DBMSをシステム障害発生後に再立ち上げするとき,ロールフォワードすべきトランザクションとロールバックすべきトランザクションの組合せとして,適切なものはどれか。ここで,トランザクションの中で実行される処理内容は次のとおりとする。

〔注記〕 ・点線はコミットされていないトランザクションを示す。 ・実線と黒丸(●)はコミットされたトランザクションを示す。

図 q12-figure-1
出典令和7年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12

ロールフォワード

ロールバック

ア

T2, T5

T6

イ

T2, T5

T3, T6

ウ

T1, T2, T5

T6

エ

T1, T2, T5

T3, T6