RAIDディスクアレイにおけるパリティ復元計算

4台のディスクで構成された2重パリティRAIDシステムにおいて、磁気ディスク2と磁気ディスク3が故障した際にデータブロック $A_1, A_2$ を復元する手順です。 【導出ステップ】: ディスクの生存状況の確認: 磁気ディスク2($A_2, B_2, C_2, D_2$)および磁気ディスク3(パリティブロック)が故障し、磁気ディスク1($A_1, B_1, C_1, D_1$)と磁気ディスク4が生存しています。 復元対象ブロックの確認: 復元したいブロックは $A_1$ と $A_2$ です。$A_1$ は磁気ディスク1にあるため直接取得できます。 排他的論理和による $A_2$ の復元式: パリティの計算方法より: $$A_D = D_1 \oplus A_2$$ 両辺に $D_1$ を排他的論理和すると($D_1 \oplus D_1 = 0$ より): $$A_2 = D_1 \oplus A_D$$ したがって、$A_2$ を復元するためには $D_1$ と $A_D$ が必要です。 必要なデータブロックの特定: さらに水平パリティ $A_P = A_1 \oplus A_2$ と連動させることで、$D_1$, $A_D$, $A_P$ の3つのブロックを用いて $A_1, A_2$ の復元および検証が成立します。よって正解は「ウ」です。

4台の磁気ディスクで構成された RAID のディスクアレイシステムがあり,パリティの計算方法は次のとおりである。磁気ディスク2と磁気ディスク3が故障したとき,データブロック A1A_1,A2A_2 を復元するのに必要なデータブロックの組合せとして,適切なものはどれか。ここで,パリティの計算方法では“データブロック X”の内容を“X”で示し,⊕\oplus は排他的論理和を示す。

〔パリティの計算方法〕 AD=A1⊕A2A_D = A_1 \oplus A_2, BD=B1⊕B2B_D = B_1 \oplus B_2, CD=C1⊕C2C_D = C_1 \oplus C_2, DD=D1⊕D2D_D = D_1 \oplus D_2 AP=A1⊕B2A_P = A_1 \oplus B_2, BP=B1⊕C2B_P = B_1 \oplus C_2, CP=C1⊕D2C_P = C_1 \oplus D_2, DP=D1⊕A2D_P = D_1 \oplus A_2

図 q23-figure-1
出典令和7年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23
ア
B1B_1, ADA_D, APA_P
イ
B1B_1, APA_P, BPB_P
ウ
D1D_1, ADA_D, APA_P
エ
D1D_1, APA_P, BPB_P