UMLデータモデルにおける入出庫と在庫商品

与えられたUMLクラス図では、「商品」と「倉庫」の間に連関エンティティとして「在庫商品」が定義されており、多重度は商品から在庫商品へ `0..*`、倉庫から在庫商品へ `0..*`、在庫商品から商品および倉庫へはそれぞれ `1` となっています。また、在庫商品から「入庫」「出庫」への多重度は `0..*` です。 「在庫商品」は特定の商品と特定の倉庫の組み合わせごとに1件作成されます。ある1種類の商品を2つの異なる倉庫に初めて入庫する場合、それぞれの倉庫に対して在庫商品レコードが作成されるため、合計2件追加されます。 2種類の商品を1つの倉庫に入庫する場合、商品ごとに別々の在庫商品データが存在するため、入庫データはそれぞれの在庫商品に対して1件ずつ、合計2件追加されます。 「商品」と「倉庫」は在庫商品を介して関連付けられており、在庫が存在しない商品は倉庫との紐付けを持ちませんが、クラス図の多重度上、商品自体に格納先倉庫を必須とする制約はなく、格納先が未定の商品が存在しても矛盾しません。ただし問題文の文脈において、アがモデルの動作として確実に適切です。 在庫商品から出庫への多重度は `0..*` であるため、入庫のみが行われ、出庫の実績が一度もない(0件の)在庫商品データは当然に存在します。

UMLを用いて表した商品と倉庫のデータモデルに関する記述のうち,適切なものはどれか。ここで,商品の倉庫間の移動はないものとする。

図 q3-figure-1
出典令和7年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3
ア
1種類の商品を二つの倉庫に初めて入庫すると,“在庫商品”データが2件追加される。
イ
2種類の商品を一つの倉庫に入庫すると,“入庫”データが1件追加される。
ウ
格納先となる倉庫が確定していない商品が存在する。
エ
出庫の実績がない在庫商品は存在しない。