NoSQLとBASE特性

BASE特性 は、分散データベースにおいて厳格な一貫性(ACID特性)を犠牲にして高可用性と拡張性を確保するための設計思想です。 BASEの3要素: 1. Basically Available (基本的に利用可能): 一部障害時も応答を返す。 2. Soft-state (柔軟な状態): 入力がなくてもノード間で同期中の過渡状態が存在する。 3. Eventual consistency (結果的一貫性): 一時的な不整合を許容し、最終的に全ノードで一貫性が保たれる。 したがって、BASE特性における「結果的一貫性(Eventual Consistency)」の説明として最も適切なのは選択肢イです。 【各選択肢の解説】 ア: トランザクション完了時に即座に全ノードで強固な一貫性を保証するのは ACID特性の「一貫性(Consistency)」の説明のため誤りです。 イ: 正解です。 一時的な不整合を許容し、最終的に時間が経過した時点でデータの一貫性が確保されるのが「結果的一貫性」です。 ウ: データの暗号化やアクセス制御の説明であり、BASE特性の一貫性とは無関係のため誤りです。 エ: 障害発生時に直前のバックアップ状態へ完全にロールバックする機能の説明であり不適切です。

BASE特性を満たし、次の特徴をもつ NoSQL データベースシステムに関する記述のうち、適切なものはどれか。

[NoSQL データベースシステムの特徴]

・ネットワーク上に分散した複数のノードから構成される。

・一つのノードでデータを更新した後、他の全てのノードにその更新を反映する。

出典令和7年度 秋期 高度情報処理技術者試験 午前Ⅰ 問8
ア
クライアントからの更新要求を2相コミットによって全てのノードに反映する。
イ
データの更新結果は、システムに障害がなければ、いつかは全てのノードに反映される。
ウ
同一の主キーの値による同時の参照要求に対し、全てのノードは同じ結果を返す。
エ
ノード間のネットワークが分断されると、クライアントからの処理要求を受け付けなくなる。