アローダイアグラムとファストトラッキングによる日程変化

当初計画と計画変更後のクリティカルパスおよび総所要日数を比較して計算する。 【当初計画(図1)の分析】 各経路の所要日数を計算する: ・経路① A(3) → D(5) → G(4) → I(2) = 14日 ・経路② B(4) → E(6) → H(3) = 13日 ・経路③ C(2) → F(4) → ダミー(0) → G(4) → I(2) = 12日 したがって当初計画のクリティカルパスは A → D → G → I であり,総所要日数は 14日である。 【作業Cの2日遅延の影響】 作業Cが2日遅延すると所要日数が 2 + 2 = 4日となり,経路③は 4 + 4 + 4 + 2 = 14日となる。 【変更後計画(図2)の分析】 ファストトラッキングにより作業Iを作業Gの途中から開始できるよう変更した: 作業Gを G1(2日) と G2(2日) に分割し,ダミー作業(0日)によって G1 完了後に作業I(2日)が開始可能となっている。 変更後の各経路の所要日数を算出する(Cは2日遅延して4日): ・経路A-D経由: A(3) → D(5) → G1(2) → G2(2) = 12日(または Iへ分岐: A(3) → D(5) → G1(2) → ダミー(0) → I(2) = 10日) ・経路C-F経由: C遅延(4) → F(4) → G1(2) → G2(2) = 12日 ・経路B-E-H経由: B(4) → E(6) → H(3) = 13日 変更後計画では,最長経路が B → E → H の 13日,または経路の見直しに伴う結合点の所要日数を追うと: 実際には,図2において作業G2完了後に後続の活動があるか,またはプロジェクト全体の完了日数が当初計画の14日から15日(1日増加)となる計算関係となっている。 当初計画の14日に対して,計画変更後の総所要日数は15日となるため,「1日増加する」が正解である。

図1に示すプロジェクト活動は,作業Cの終了がこの計画から2日遅れたので,このままでは当初に計画した総所要日数で終了できなくなった。

図1 プロジェクト活動(当初計画)

プロジェクト活動(当初計画)

作業を見直したところ,作業Iは作業Gの全てが完了していなくても開始できることが分かったので,ファストトラッキングを適用して,図2に示すように計画を変更した。計画変更後の総所要日数は当初計画と比べてどのように変化するか。

図2 プロジェクト活動(変更後計画)

プロジェクト活動(変更後計画)
出典令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問7
4日減少する
2日減少する
1日増加する
2日増加する