COCOMOにおける開発規模と開発生産性の関係グラフ

開発規模を $S$(キロ行),開発工数を $E$(人月)とすると,与えられた関係式は次のとおりである: $$E = 3.0 \times S^{1.2}$$ 開発生産性 $P$ は「開発規模÷開発工数」であるから: $$P = \frac{S}{E} = \frac{S}{3.0 \times S^{1.2}} = \frac{1}{3.0} \times S^{1 - 1.2} = \frac{1}{3.0} \times S^{-0.2}$$ ここで開発規模 $S$ に対する開発生産性 $P$ の変化を調べる: 1. 指数が負($-0.2$)であるため,$S$ が増加すると $S^{-0.2}$ は単調に減少する(開発規模が大きくなるほど,コミュニケーションコスト等の増加により生産性は低下する)。 2. 1階微分は $\frac{dP}{dS} = -\frac{0.2}{3.0} \times S^{-1.2} < 0$ であり,常に単調減少。 3. 2階微分は $\frac{d^2P}{dS^2} = \frac{0.24}{3.0} \times S^{-2.2} > 0$ であるため,グラフは下に凸(減少の勢いが次第に緩やかになる曲線)を描く。 選択肢のうち,開発規模の増加に伴って開発生産性が下に凸を描いて単調減少しているグラフは エ である。

COCOMOには,システム開発の工数を見積もる式の一つとして次式がある。

開発工数=3.0×(開発規模)¹·²

この式を基に,開発規模と開発生産性(開発規模÷開発工数)の関係を表したグラフはどれか。ここで,開発工数の単位は人月,開発規模の単位はキロ行とする。

出典令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問9
選択肢アの画像
選択肢イの画像
選択肢ウの画像
選択肢エの画像