専属チームを確保するラボ契約(準委任型開発体制)

ラボ契約(ラボ型開発契約)は、一定期間(数ヶ月〜数年単位)において、指定したスキルレベルや人数の専属エンジニアチームをベンダー側に常時確保・確保維持してもらう契約形態です。アジャイル開発など要件が流動的な開発で広く用いられ、依頼元は一定以上の発注(最低稼働期間・人数分の費用)を保証する代わりに、案件ごとに個別の見積りや発注を行わずに専属リソースを柔軟に活用できます。 依頼元が直接指揮命令を行う形態は「労働者派遣契約」に該当します(請負や準委任契約で行うと偽装請負になります)。 システムの成功度合いや売上利益に応じて報酬を分配する「レベニューシェア契約」の説明です。 ラボ契約では専属チームのリソース確保に対して費用が発生するため、実稼働が最低工数を下回った場合でも契約で合意した最低保証金額(月額固定等)が支払われます。実稼働工数分のみの請求とするのは誤りです。

ラボ契約の特徴はどれか。

出典令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問14
ア
依頼元がベンダー企業側の作業担当者を指名して直接指揮命令を行う契約であり,ベンダー企業はこれを前提に要員を割り当てる。
イ
依頼元は,契約に基づきスキルや人数などの基準を満たすように要員を確保することをベンダー企業に求める代わりに,一定以上の発注を約束する。
ウ
開発したシステムによって依頼元が将来獲得する売上や利益に応じた報酬をベンダー企業にも分配することを条件に,開発時のベンダー企業への発注金額を抑える。
エ
ベンダー企業は,契約で定めた最低発注工数を下回って作業を完了した場合,実稼働工数に基づく金額の支払を依頼元に請求しなければならない。