キャッシュメモリのアドレスマッピング(セットアソシアティブ方式)

セットアソシアティブ方式(Set Associative)は、キャッシュメモリと主記憶ブロックのマッピング方式の一つです。キャッシュ全体を複数の「セット」に分割し、主記憶のブロックアドレスから一意のセットを決定した上で、そのセット内の複数行(ウェイ:Way)のいずれかに自由に配置できるようにします(ダイレクトマップ方式とフルアソシアティブ方式の折衷方式)。したがって、「主記憶のある一つのメモリブロックを,キャッシュメモリ内の単一又は複数の配置可能なロケーションに対応付ける」という説明が適切です。 キャッシュ内のどの行にも自由に配置可能であり、検索時に全タグを並列比較する「フルアソシアティブ方式」の説明です。 キャッシュへのデータ書込み時に、主記憶にも同時に書き込む「ライトスルー方式」の説明です。 仮想記憶システムにおいて、MMU(メモリ管理ユニット)やページテーブルによって仮想アドレスから物理アドレスへ変換するアドレス変換機構の説明です。

キャッシュメモリにおけるセットアソシアティブ方式の説明として,適切なものはどれか。

出典令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問20
ア
CPUがあるアドレスにアクセスすると,そのアドレスがキャッシュメモリに存在するかどうか,キャッシュメモリ内の全てのタグを検索する。
イ
キャッシュされているアドレスに書込みが発生したとき,キャッシュメモリと主記憶の両方にデータを書き込む。
ウ
主記憶のある一つのメモリブロックを,キャッシュメモリ内の単一又は複数の配置可能なロケーションに対応付ける。
エ
プログラムが仮想アドレスにアクセスすると,対応する物理アドレスのメモリがアクセスされる。