K 社の情報システム部は販売部に販売サービスを提供している。販売サービスの利用者は販売部の部員で,販売サービスは情報システム部が運用する販売システムで実現されている。情報システム部には開発課と運用課がある。開発課は,販売システムの開発と保守を担当している。運用課には,販売システムの運用を担当する運用チームとサービスデスクチーム(以下,SD という)がある。SD の組織は,販売サービスの利用者に対して SPOC(Single Point Of Contact)として機能し,対応窓口の一本化が図られている。利用者が申告したインシデントは,SD で受け付けられる。受け付けた SD の要員は,自らがインシデントの解決担当者となって,インシデントの対応を行う。K 社のインシデント管理プロセスを表1に示す。

運用課の G 課長は,インシデントの対応の改善に焦点を当てて,インシデント管理プロセス及び問題管理プロセスの活動を月次でレビューしている。前月 SD が受け付けたインシデントを対象として,G 課長が,表 1 及び表 2 の活動を分析したところ,次の事実が分かった。

・SD が受け付けたインシデントは 100 件であった。

・表 1 の手順“エスカレーション”で,解決担当者が問題管理ファイルから回避策を見つけることができずエスカレーションを行ったものは 30 件であった。全てアプリに関する内容で,エスカレーション先は全て開発課であった。

・表 1 の手順“インシデントの再調査”で,開発課が問題管理ファイルを検索して回避策を見つけたインシデントが 15 件あった。

G 課長は,開発課が回避策を見つけたインシデントが 15 件であったことに着目し,__b__ の活動について,改善すべき課題があるか否かを調査することにした。

設問 表 1 中の __a__ ,本文中の __b__ に入れる字句の適切な組合せはどれか。

表1 K社のインシデント管理プロセス

手順

活動の内容

記録・分類

一意の番号を付けて記録し分類する。

優先度の割当

優先度を割り当てる。

既知の誤りの調査

問題管理ファイルから回避策を探す。

エスカレーション

アプリ関係は開発課,それ以外は運用チームへ送る。

インシデントの再調査

開発課又は運用チームが既知の回避策を再調査する。

解決

回避策を適用する。

終了

解決を【a】に連絡し,利用できることを確認する。

表2 K社の問題管理プロセス(抜粋)

手順

活動の内容

記録・分類

問題番号を付け,関連インシデントとひも付ける。

調査と診断

回避策を策定して知らせ,既知の誤りとして記録する。

解決

(省略)

終了

(省略)

出典プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験(仮称)科目B サンプル問題 問2

 a 

 b 

(一)

(四)

(一)

(五)

(一)

(六)

(二)

(四)

(二)

(五)

(二)

(六)

(三)

(四)

(三)

(五)

(三)

(六)