保守性向上のためのコーディング規約教育

正解は「ア」です。 プログラムの記述方法(命名規則、インデント、コメントの記述方針、制御構文の書法など)が統一されていないと、他者の書いたコードの可読性が著しく低下し、改修や不具合調査などの保守作業に多大な時間とコストを要することになります。 コーディング規約(コーディングスタンダード)は、組織やプロジェクト全体で一貫したスタイルでソースコードを記述するための共通ルールです。規約の策定・見直しを行い、開発者全員へ周知・教育するとともに静的解析ツール等で自動チェックを行うことが、記述方法のばらつきを低減し保守性を向上させる根本的かつ直接的な対策となります。 セキュアプログラミングは、SQLインジェクションやバッファオーバフローなどのセキュリティ脆弱性を作り込まないための実装手法であり、コード記述スタイルの統一による保守性向上を直接の目的とするものではありません。 単体テストの命令網羅度(C0カバレッジ)の向上は、テスト品質の担保を目的とするものであり、ソースコード自体の記述統一を図るものではありません。 プロジェクト管理レビューは進捗やリスクの管理を行う場であり、全プログラマーが参加しても個々のソースコード記述スタイルの統一策としては非効率かつ不適切です。

あるシステムにおいて,“プログラムの記述方法が統一されていないので保守がしづらい”という問題が発生している。今後の新規開発プロジェクトにおけるこの問題の低減策として,最も適切なものはどれか。

出典令和8年度 基本情報技術者試験 科目A 問11
ア
コーディング規約を見直し,教育する。
イ
セキュアプログラミングを採用する。
ウ
単体テストでの命令網羅度を上げる。
エ
プロジェクト管理レビューに全プログラマーが参加する。