複合NAND回路のタイミングチャート

正解は「イ」です。 与えられた論理回路の動作を、段ごとに論理式で解析します。 1. 1段目:入力Aの両端子を共通接続したNANDゲートはNOT回路となり、出力は $$\overline{A}$$ です。同様に入力Bに対するNANDゲートの出力は $$\overline{B}$$ です。 2. 2段目:$$\overline{A}$$ と $$\overline{B}$$ を入力とするNANDゲートの出力は、ド・モルガンの法則により $$\overline{\overline{A} \cdot \overline{B}} = \overline{\overline{A}} + \overline{\overline{B}} = A + B$$(論理和 OR)となります。 3. 3段目:$$A + B$$ を両端子に共通接続したNANDゲート(NOT回路)を通すため、最終出力 $$Y$$ は $$\overline{A + B}$$(否定論理和 NOR)となります。 NOR回路の真理値表より、出力 $$Y$$ が「1」になるのは **$$A = 0$$ かつ $$B = 0$$ のときのみ**であり、$$A$$ または $$B$$ の少なくとも一方が「1」のときは $$Y = 0$$ となります。 選択肢のタイミングチャートを確認すると: ・第1期間($$A=0, B=0$$):イでは $$Y=1$$ となっておりNOR条件を満たします(ウ・エは $$Y=0$$ で不一致)。 ・第2期間($$A=1, B=0$$):イでは $$Y=0$$ です(アは $$Y=1$$ で不一致)。 ・第3期間($$A=0, B=1$$):イでは $$Y=0$$ です。 ・第4期間($$A=1, B=1$$):イでは $$Y=0$$ です。 したがって、すべての期間でNOR動作と完全に一致しているのは「イ」です。 $$A=1, B=0$$ や $$A=0, B=1$$ の期間に出力 $$Y=1$$ となっており、排他的論理和(XOR)または論理和(OR)の波形となっており誤りです。 $$A=1, B=0$$ の期間などに出力 $$Y=1$$ となっており、NOR動作を満たしていません。 $$A=0, B=0$$ の期間に出力 $$Y=0$$ となっており、NOR動作を満たしていません。

図の回路のA 及びB に信号を入力したときに,Y に出力される信号のタイミングチャートとして,適切なものはどれか。

問題画像
出典令和8年度 基本情報技術者試験 科目A 問6
ア
選択肢アの画像
イ
選択肢イの画像
ウ
選択肢ウの画像
エ
選択肢エの画像