IT資格用語解説情報処理安全確保支援士試験・OSのセキュリティ
アクセス制御の原則とモデル
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用語解説
アクセス制御は、主体が客体へ行える操作を、方針に基づいて認可・拒否する仕組みです。最小特権、職務分離、need-to-knowを原則とし、DAC、MAC、RBAC、ABACなどのモデルで権限決定を表現します。
■ 試験で押さえるポイント
DAC(任意アクセス制御)は客体の所有者などがアクセス権を設定します。柔軟ですが、権限の再配布や設定ミスを統制する必要があります。
MAC(強制アクセス制御)は主体のクリアランスと客体の機密ラベルなどを、中央方針に従ってシステムが強制評価し、所有者が任意に変更できません。
RBACは職務上のロールへ権限を割り当て、利用者をロールへ所属させます。異動・退職時の権限管理と職務分離を実装しやすい方式です。
ABACは利用者、資源、操作、時刻、端末状態などの属性とポリシーを評価します。ゼロトラストの動的な認可にも適します。
認証は主体が誰かを確認する処理、認可は確認済み主体にどの操作を許すかを決める処理であり、混同しません。
■ 過去問での着眼点
所有者が決めるDAC、ラベルをシステムが強制するMAC、職務ロールへ権限を付けるRBACを区別します。最小特権は業務遂行に必要な権限まで奪うことではなく、必要最小限の範囲・期間に限定する原則です。認証と認可は別の処理である点も頻出です。
例: 経理担当ロールへ支払申請権限、承認者ロールへ承認権限を付与し、一人が両ロールを兼ねないようにすれば、RBACで最小特権と職務分離を実装できます。