IT資格用語解説応用情報技術者試験・同時実行制御(排他制御)
べき等性
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用語解説
べき等性(idempotence)は、同じ操作を1回行った結果と、何回くり返して行った結果が、必ず同じになる性質です。
■ 試験で押さえるポイント
通信の失敗で要求が再送されても、データが二重に更新されないので、分散システムやAPIの設計で重要です。
「残高を1,000円にする」はべき等ですが、「残高に1,000円を足す」はべき等ではありません。
HTTPのGET、PUT、DELETEはべき等、POSTはべき等でないとされています。
性質 | 意味 |
|---|---|
べき等性 | 何回実行しても、1回実行したときと結果が同じ |
原子性(ACIDのA) | 全部成功するか、何も実行されなかったかのどちらか |
直列化可能性 | 同時に実行した結果が、順番に実行した結果と同じ |
レプリケーション | あるノードの更新を、ほかのノードにも反映する |
■ 過去問での着眼点
ACID特性の原子性や、同時実行の直列化可能性と混同しないように、「くり返しても結果が同じ」という定義で見分けます。
例: 注文のAPIに注文番号を付け、同じ番号の要求が再送されたら新しく登録せず、前と同じ結果を返します。