IT資格用語解説情報処理安全確保支援士試験・ネットワーク OS
クライアントサーバ形式とピアツーピア形式
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用語解説
クライアントサーバ形式とP2P形式は、ネットワーク上の機能・データ・責任をどこへ配置するかが異なる分散システムの構成です。前者は要求するクライアントと提供するサーバを分け、後者は各ピアが利用者と提供者の両方になり得ます。
■ 試験で押さえるポイント
クライアントサーバ形式は認証、データ、更新、監査を集中管理しやすい一方、サーバ障害・侵害・過負荷の影響が集中します。冗長化と負荷分散が必要です。
P2Pは特定サーバへの依存を減らし、参加ノードの資源を利用できますが、ノードの信頼性、データ整合性、版管理、失効、監視を分散環境で解決する必要があります。
P2Pでも探索・認証・メタデータ管理に中央サーバを使うハイブリッド構成があります。中央サーバが一つあるだけで全通信がクライアントサーバ形式とは限りません。
P2Pであること自体は匿名性、暗号化、改ざん耐性又は可用性を保証しません。署名、ハッシュ、アクセス制御、レプリケーション等を別途設計します。
セキュリティ評価では、信頼境界、権限、攻撃面、ログ取得、単一障害点及び侵害ノードの影響を構成ごとに確認します。
■ 過去問での着眼点
サービス提供者と利用者を分離するのがクライアントサーバ、各ノードが双方の役割を持ち得るのがP2Pです。P2Pだから必ず中央管理要素がない、又は障害に強いとは限りません。構成方式と暗号化・匿名性・改ざん耐性は別の性質です。
例: 社内ファイルを中央サーバで権限管理する構成はクライアントサーバです。各端末が断片を相互配布する構成はP2Pですが、配布データの署名検証は別途必要です。