IT資格用語解説基本情報技術者試験・データへのアクセス制御
挿入権限
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用語解説
挿入権限は、データベースの表又は指定列へINSERT文で新しい行を追加することを許可するオブジェクト権限です。既存行の変更や削除を許す権限とは独立しています。
■ 試験で押さえるポイント
GRANT INSERT ON 表 TO 利用者又はロールで付与し、製品によってはINSERT(列1,列2)のように追加可能な列を限定できます。
挿入権限があっても、NOT NULL、CHECK、UNIQUE、FOREIGN KEYなどの制約を満たさない行は拒否されます。権限は整合性制約を回避しません。
INSERTだけでは既存行をUPDATE又はDELETEできず、表全体をSELECTできるとも限りません。連番取得、RETURNING、副問合せでは別オブジェクト権限が必要な場合があります。
アプリケーション用ロールへ必要な表のINSERTだけを与え、スキーマ変更や他表参照を与えないことで、侵害時の影響を抑えます。
■ 選択肢での判断ポイント
新規行追加がINSERT権限、既存値変更がUPDATE権限です。挿入権限があれば制約違反行も追加できるという選択肢は誤りです。
例: 受付担当へ申請表のINSERTだけを付与すると新規申請は登録できますが、登録済み申請の書換えや削除はできません。重複申請はUNIQUE制約で拒否されます。