IT資格用語解説基本情報技術者試験・バックアップ
多重バックアップ
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用語解説
多重バックアップは、同じ重要データのバックアップを複数世代、異なる媒体、異なる拠点などへ分散保存し、媒体故障、誤削除、災害、ランサムウェアによる同時喪失を防ぐ運用です。
■ 試験で押さえるポイント
代表的な3-2-1原則は、データを合計3コピー、2種類の媒体、1コピーを遠隔地に置く考え方です。要件に応じオフライン又は改変不能コピーも加えます。
世代管理により、最新バックアップへ既に破損・暗号化・誤更新が反映されても、異常前の時点へ戻せます。保持期間と世代数はRPOと業務要件から決めます。
同じ装置内の別フォルダや常時接続された同一権限ストレージだけでは、装置故障・侵害の共通原因を避けられません。物理・論理・管理権限を分離します。
RAIDは装置故障時の可用性を高めますが、誤削除やランサムウェアも複製するためバックアップではありません。定期的な復元試験で実際に使えることを確認します。
■ 選択肢での判断ポイント
複数世代・媒体・拠点と、共通原因障害の回避を選びます。RAID、同期レプリケーション、同一機器へのコピーだけで十分という説明は誤りです。
例: 本番データに加え、別ストレージの日次世代、遠隔拠点の週次コピー、オフライン月次コピーを保持し、四半期ごとに復元試験を行います。