IT資格用語解説基本情報技術者試験・暗号技術
危殆化
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用語解説
危殆化(きたいか)は、暗号アルゴリズムや鍵、証明書などの安全性が損なわれ、信頼できなくなった状態です。
■ 試験で押さえるポイント
アルゴリズムの危殆化: 計算能力の向上や新しい解読方法の発見によって、暗号やハッシュ関数が想定した強さを保てなくなることです。例えば、ハッシュ値が同じになる別々のデータの組(衝突)を現実的な時間で見つける方法が見つかると、そのハッシュ関数は危殆化したといえます。
鍵の危殆化: 秘密鍵が漏えいするなどして、第三者に使われるおそれがある状態です。
アルゴリズムが危殆化したら、より強い方式(鍵長を長くする、SHA-1からSHA-256へ移行するなど)に切り替えます。鍵が漏えいしたら、証明書を失効させ、新しい鍵に交換します。
証明書の有効期限切れは、期限による正常な失効であり、危殆化ではありません。
状況 | 危殆化か |
|---|---|
ハッシュ関数の衝突を現実的な時間で見つける方法が見つかった | ○(アルゴリズムの危殆化) |
秘密鍵が不正アクセスで漏えいした | ○(鍵の危殆化) |
証明書の有効期限が切れた | ×(期限による失効) |
ランサムウェアの復号鍵が公開された | ×(攻撃者の鍵の公開) |
■ 選択肢での判断ポイント
「アルゴリズムが安全でなくなった」「秘密の鍵が漏れた」が危殆化です。有効期限切れや、攻撃者の鍵が公開されたこと(ランサムウェアの復号鍵の公開など)は危殆化ではありません。