IT資格用語解説情報処理安全確保支援士試験・ファイル転送
FTPのアクティブモードとパッシブモード
更新日:
用語解説
制御コネクションとは別に作るデータコネクションを、サーバとクライアントのどちらから開始するかが異なります。どちらも制御接続は通常クライアントからサーバのTCP 21番へ開始します。
■ 試験で押さえるポイント
アクティブモードではクライアントがPORT/EPRTで待受け先を通知し、サーバ側からクライアントへデータ接続を開始します。伝統的にはサーバ送信元TCP 20番を使います。
パッシブモードではクライアントがPASV/EPSVを要求し、サーバが通知した待受けポートへクライアントからデータ接続を開始します。
NATやクライアント側FWは外部から開始されるアクティブ接続を阻害しやすいため、パッシブ方式が利用しやすい傾向があります。サーバ側ではパッシブ用ポート範囲の制御が必要です。
FTPは制御・データを平文で送るため、認証情報と内容の保護にはFTPS又はSFTP等を検討します。SFTPはSSH上の別プロトコルで、FTPの一モードではありません。
FTP ALGは制御内容を書き換えてNATを補助する場合がありますが、暗号化された制御通信では内容を解析できないことがあります。
■ 過去問での着眼点
アクティブはサーバから、パッシブはクライアントからデータコネクションを開始します。制御コネクションはいずれもクライアントから開始します。SFTPはFTP over SSHではなくSSH上の別プロトコルです。
例: NAT配下のPCがPASV応答で示されたサーバのTCP 50020番へ接続すればパッシブモードです。FWではTCP 21番に加えて設定したパッシブポート範囲を許可します。