IT資格用語解説情報処理安全確保支援士試験・メディアアクセス制御
トークンパッシング
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用語解説
送信権を表す特別な制御情報であるトークンを端末間で順に巡回させ、トークンを取得した端末だけに一定時間の送信を許す媒体アクセス制御方式です。
■ 試験で押さえるポイント
通常動作では同時に有効なトークンを一つに保つため、コンテンション方式のような送信衝突を避けられます。トークンリングやFDDIが代表例です。
各端末へ順番に送信機会が回り、端末数とトークン保持時間から最大待ち時間を見積もりやすいため、高負荷時にも公平で予測可能です。
負荷が低く送信端末が一台だけでもトークンの到着を待つ必要があり、トークン巡回のオーバヘッドがあります。軽負荷時はコンテンション方式より遅くなる場合があります。
トークン消失、重複、保持端末の故障に対し、監視局などがトークンを再生成・除去する管理が必要です。正常時に衝突しないことと障害がないことは別です。
■ 過去問での着眼点
送信権の巡回、衝突回避、待ち時間の上限を予測しやすい点を選びます。媒体が空けば誰でも送るCSMA方式とは異なります。
例: 10台が順にトークンを回し、各台の最大保持時間が2ms、巡回オーバヘッドを無視すると、一台が再び送信権を得るまでの上限は概ね10×2=20msです。