IT資格用語解説基本情報技術者試験・構成部品及び要素と実装
ダイオード
更新日:
用語解説
ダイオードは、主に一方向へ電流を流し、逆方向を阻止する二端子の半導体素子です。一般的なpn接合ダイオードはアノードからカソードへの順方向にバイアスすると導通します。
■ 試験で押さえるポイント
順方向でも電圧降下があり、シリコンpn接合では約0.6~0.7Vが目安ですが、電流、温度、素子種類で変わります。理想的な一方向スイッチと完全には同じではありません。
逆方向では微小な漏れ電流だけですが、耐圧を超えると降伏し、一般素子は損傷する可能性があります。ツェナーダイオードは所定の逆方向降伏を電圧基準などに利用します。
交流から一方向成分を得る整流、逆接続保護、信号検波、電圧クランプ、コイル遮断時の逆起電力を逃がすフライホイール用途などがあります。
カソードは回路記号の線側や部品の帯で示されることが多く、極性を確認します。LED、フォトダイオード、ショットキーダイオードも特性と用途の異なるダイオードです。
■ 選択肢での判断ポイント
アノードからカソードへの順方向導通、整流作用を押さえます。「逆方向電流が絶対にゼロ」「順方向電圧降下が常に一定」は実素子では不正確です。
例: リレーコイルと逆並列にダイオードを接続すると、通常通電時は逆バイアスで流れず、スイッチOFF時に生じる逆起電力の電流経路を作ってトランジスタを保護します。